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シロアリ
- 2017/03/15(水) 技術顧問の住宅ブログ
もうそろそろ暖かい季節が近づいてきました。
暖かくなればシロアリも活動を活発にします。世界中の熱帯から亜熱帯まで生息して木材を食い荒らすのがシロアリです。家の床下などに巣を作り女王アリがどんどん子供を産んで家中の柱や梁など大事な部分を食い荒らしてしまいます。
現在、木造建築の防腐防蟻(シロアリ)剤として使用が認められているものには、 アレスリン(合成ピレスロイド)・イミダクロプリド(ネオニコチノイド)・シプロコナゾール(トリアゾール)等がありますが、 いずれも持続効果は短く、平成13年の日本しろあり対策協会通達では 「薬剤の持続効果は最大で5年間」「5年を目処に再処理を行う」などの旨が確認されています。 つまり、再処理しない限り5年後にはシロアリに対して無防備になってしまいます。しかもこれらの薬剤は毒性が強く人体に非常に大きな影響を与えることはすでに一般的な話です。
従って5年ごとに床下に毒をばらまいて安心料として高いお金を払い続けているのです!
しかも、今ではカンザイシロアリというアメリカからの新しいタイプのシロアリが床下ではなく屋根の裏や窓の隙間などどんどん増えていて住宅に絶望的な被害を出しているのです。だから5年に1回毒の薬品を床下に撒いても実は意味がないんです。
私達0宣言の家では使用する構造材すべてにアメリカ環境保護庁の認定を受けたシロアリ対策用のホウ酸二ナトリュウム四水和物を散布しています。これによってたった1回の散布でシロアリを心配することは無いんです。こんな素晴らしい物があるのにどうして普及しないんでしょうか?価格も防蟻屋さんよりずっと安くて体に無害なのに・・・・
やっぱり5年に1回毒を撒いてる方が儲かるからでしょうか?